忍者ブログ

ANOUK Watch & Jewelry アンティーク・ヴィンテージのジュエリーと時計、その他趣味のブログです。

RSS TWITTER RssTwitter

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

アンティークジュエリーのホールマーク

 

アンティークジュエリーに付いているホールマーク(刻印)は、そのアンティーク品が造られた年代、素材の品質、ジュエリーの産地を表しています。そのため、判別の際にはホールマークを調べることがそのアンティークの素性を知る手掛かりとなります。

モーニングジュエリーの場合は亡くなった方の命日が刻まれていることが多いため、さらに詳しく年代の特定ができます。

ホールマークが無いからと言ってそれがすぐに偽物であるとは限りませんが、鑑別において重要であることは確かです。

ホールマークが無い理由は、サイズ直しや修理の際に消失した、デザイン上打てなかった、最初から工房で打たれなかった(税金逃れのため)、摩耗した等の理由があります。
ホールマークが使用されたのは19世紀からですが、19世紀初期にはまだホールマークが打たれていないジュエリーが数多く存在します。

19世紀と20世紀において、イギリス、ベルギー、フランス、オーストリア、ロシアなどヨーロッパの多くの国がで独自のホールマークを持っていました。さらに、例えばイギリスでは、Birmingham、Chester、Londonなど各都市で違う種類のホールマークを使用し、各ジュエリーメーカーもホールマークを打つなど、複数のホールマークが打たれている場合が多く複雑になっています。

PR
Clear