ANOUK Watch & Jewelry アンティーク・ヴィンテージのジュエリーと時計、その他趣味のブログです。

こちらはそのGreenleaf and Crosbyのによるカスタムデザインの一つである、美しい金と一粒ダイヤモンドのアールヌーヴォー・レディース懐中時計、ブローチ付きペンダントウォッチです。



14金でできた金時計の表面に施された美しいエッチング、背面には煌めく一粒ダイヤモンドと、デザインはシンプルで上品にまとめています。
またやはり14金の可愛らしいブローチは、カーブを描いた繊細な技巧を凝らしたもので、当時のアート界を席巻したアールヌーヴォーの特徴が良く出ている素晴らしいデザインです。



ムーブメントにはGreenleaf and Crosbyのロゴが刻印されていますが、おそらく形状より高級時計ブランドであるロンジン（LONGINES）によってレイアウトされています。また、S/Nより1904年製造と推定します。さらに当時の刻印より1907年以前の製作のアンティークであることは間違いありません。ムーブメントは17ジュエルで、とても調子よく時を刻んでいます。



時計とブローチピンの双方に14Kマークが刻印されています。また「Carrie. J. Parkins　Dec.25 "1907.」の刻印があります。この品質であれば当時は現代以上にたいへん高価なものですから、心から大切な方への贈りものだったでしょう。



時計、ブローチともに経年に伴い細かいスレはあるものの、大きなダメージはありません。文字盤も美しい当時の状態を保っており、文字の擦れや消えもありません。時計の背面カバー内にダイヤモンドが一粒設置されており、大きさは直径3.29ミリメートル（約0.12ct）で、たいへん存在感のある美しい輝きです。
ケース本体は直径約34mm、重さ約34.8グラム。ブローチは横幅最長約30㎜、重さ約4.1グラムです。

かつてミステリーダイヤルは1950年代初めに登場して以来、名門ジャガー・ルクルトやロンジンなどの時計ブランドが専門に製造していました。
ミステリーダイヤルは、長針と短針の部分が文字盤と一体化したようなデザインで、時計にあるはずの時刻を示す針が見当たらず、針の代わりとなっている円形の金属リングや宝石等がセンターポストに接続されずにあたかも浮いているように見え、文字盤上を滑るように時刻を示す不思議な時計です。

こちらは1950年代製ジャガールクルトのミステリーダイヤル・ドレスウォッチ、ダイヤモンドベゼルが美しい14金無垢ケースです。大変珍しい女性用のミステリーダイヤルです。
このミステリーダイヤルの場合は、針がダイヤモンドの粒になっており、ダイヤモンドが文字盤の上を滑っていく様子はまさしくマジックを見ているようで、その美しさから大変人気のモデルです。なかなか良い状態も見かけることはなく、とてもレアな一品だと思います。





時計のクラウン、ケースにはルクルトの刻印があります。



ミステリーダイヤルはそのデザインより、一見すると時刻が見づらいのではないかと思われがちですが、十分に時計としての機能を果たしています。
女性用のルクルトのミステリーダイヤルはたいへん貴重な品であり、なかなか市場でも見かけません。こちらはケース、ダイヤルともに発売当時のオリジナルコンディションであり、また目立たない程度にケース背面にいくつか小さなスクラッチがありますが、ヴィンテージらしい良い風合いとなっています。



ダイヤル（文字盤）は経年に伴い少々のヤケ、染みが見えます。文字のかすれはありません。





ケース、裏蓋、ベルトは経年にともなう小さなスクラッチ程度でたいへん綺麗な状態です。風防も綺麗な状態で視認性は保たれています。リューズの巻き上げはスムーズです。
ムーブメントはオーバーホールしたてですので、安心してすぐにご使用いただけます。たいへん調子は良好で、しっかり時を刻んでいます。



クラッシーなベゼルの周囲にはダイヤモンドがちりばめられ、エレガントながらも華やかな印象です。

ブランド名：　ジャガールクルト(JAEGER LE COULTRE)
製造年代：　1950年代
ムーブメント：　手巻き　17 Jewel （オーバーホール済み）
日差：　1分以内（機械式のため姿勢により多少の誤差がある場合があります）
ケース幅:約19φmm（リューズ含まず）、厚さ:約9mm、ベルト幅：約7mm
ケース素材：14Kホワイトゴールド（刻印あり）
バンド素材：10KWRGP
スタイル：　ラグジュアリードレススタイル
製造国：　スイス

  

ケースはプラチナ製で、ダイヤモンドが留められた非常に豪華な作りです。プラチナは加工が難しいため1900年以前はほとんど使われることがなかったのですが、20世紀に入り、加工技術の向上に伴い、変色の激しい銀に代わりプラチナが多用されるようになります。一時戦時下で統制を受けるも、1920年代に入り宝飾品市場が活況を呈すると、プラチナもそれまで以上に使用されるようになります。この時代の高級宝飾時計はプラチナが使用されることが多く、さらに贅を凝らしたダイヤモンドやサファイアをふんだんに使用したデザインが主流となっています。




裏面に小さな打ち傷がありますが、おおむね綺麗な状態です。




表面に傷は見られず、文字盤の状態が素晴らしいです。レール模様、アラビア数字ともにかすれや消えもありません。風防に傷も無くきれいな状態です。


  

ムーブメントは小さくとても繊細な手仕事です。80年以上たった今でもしっかりと時を刻んでいます。



プラチナ製を表す刻印（900PLAT）があります。

美しいアールデコ時代を感じられる一本です。
年月とともにデザインは移り変わっていきますが、アールデコ時代の時計はデザイン性の高さから、現代でも色あせないどころか、むしろ評価は高まっているようです。

※クラスプ部分の写真を追加いたしました。

1964年製、ヴィンテージのレディースオメガドレスウォッチです。
ケース上下のラグには、まるで羽根のような美しい機械彫りの意匠が施されており、3石のダイヤモンドが光を受けてキラキラと輝きます。



ダイヤルはオリジナルのシルバーフィニッシュ、またサファイヤガラスの風防にはダイヤモンドカットが施されています。



ケース及びベルトは、共に高級感あふれる14金ホワイトゴールド。小さなラウンドケースはとても可愛らしい印象です。ベルトは桜の花びらをつなぎ合わせたような可憐なデザインで、エレガントながらも一つ一つのパーツにダイヤモンドがきらめく豪華な作りです。




ケースとムーブメントには「ＯＭＥＧＡ」の刻印があります。また、竜頭には「Ω」マークがあります。ダブルロック・チェーン付きです。経年に伴う小傷、スレが見られますが全体によい状態を保っています。ムーブメントの調子もたいへん良好で、しっかり時を刻んでいます。




ヴィンテージオメガボックスが付属しております
たいへん美しいアンティークオメガで、とても人気のある逸品です。

ブランド：オメガ
製造年：ヴィンテージ（1964年製）
性別：レディース
ムーブメント：機械式手巻き　17ジュエル
ケースサイズ：約 16mm X 33mm （リューズ含まず）
全長：約　19㎝　（ケース含む。クラスプ閉じた状態）
ケース素材：14金ホワイトゴールド（刻印あり）
バンド素材：14金ホワイトゴールド（刻印あり）
製造国：スイス
ダイヤル：オリジナルシルバーフィニッシュ
スタイル：ドレス/ラグジュアリー
日差：2分以内で正確に稼働しています。※機械式のため、姿勢差で多少の誤差が生じる場合があります。